概要
Web API は、Web Application Programming Interface の略で、特定の機能をウェブサービス上で簡単に使えるようにするための仕組みです。Web API を提供しているサイトは次のようなものがあります。
- Google (Google Code)
- Twitter (https://dev.twitter.com/)
- Amazon (https://affiliate.amazon.co.jp/gp/advertising/api/detail/main.html)
- Yahoo! JAPAN (http://developer.yahoo.co.jp/)
- Yahoo! (http://developer.yahoo.com/) 2021.2.1 終了
- はてな (http://developer.hatena.ne.jp/)
- 楽天 (http://webservice.rakuten.co.jp/)
- ぐるなび (http://api.gnavi.co.jp/api/)
- リクルート (http://webservice.recruit.co.jp/)
解説
Web API を使用すると、ほとんどのケースは無料で、高度な機能を簡単に自分のウェブサイト、ウェブアプリケーションに組み込むことができます。Web API の提供元によって使い方は異なりますが、ベースとなる技術はウェブ技術です。例えば、HTTP, SOAP, REST といったインターネットで一般的に使われている技術です。
従って、一つでも Web API を使ったサービスが使えるようになると、あとはそれほどの労力を使わずにサービスを使うことができます。
通常、API はプログラミング言語上、メソッドなどの命令ですが、Web API は URL で表します。つまり、指定された URL にアクセスすることで、Web API を実行できるということです。
以下、Web API で使われる技術を簡単にまとめます。
「HTTP」
Hyper Text Transfer Protocol の略で、ウェブサーバーとの間で情報のやり取りをします。
「SOAP」
Simple Object Access Protocol の略で、プロトコルに依存せず、XML 形式のデータをやり取りする仕組みです。
「REST」
REpresentational State Transfer の略で、HTTP プロトコルを使用して、XML 形式のデータをやり取りする仕組みです。
「XML-RPC」
XML Remote Procedure Call の略で、ネットワーク経由でリモートマシンの処理を呼び出すためのプロトコルです。
「WSDL」
Web Services Description Language の略で、Web API で提供されるパラメータを XML 形式で定義した言語のことです。この XML を WSDL 文書と呼びます。
「Mashup」
複数の Web API を組み合わせて、新しいサービスを作り出すことを言います。