Windows PowerShell のパイプラインの使い方を説明します。パイプラインとは、コマンドの実行結果を次のコマンドの入力に引き渡す処理のことでです。パイプラインを表す記号は | です。
従来のコマンドプロンプトにもパイプラインの概念が存在しており、コマンドプロンプトでのコマンドの実行結果は文字列としてパイプラインで処理されます。しかし、Windows PowerShell のパイプラインで受け渡される内容はオブジェクトです。この点が大きく異なる点です。ただ個人的にはパイプラインで渡されるデータはオブジェクトというより、オブジェクトの配列であるコレクションと考えた方がよいのではないかと思います。実際にコマンドの実行結果をみると、Object[] となっています。
(Get-ChildItem).GetType()
そして次のコマンドを実行すると、Object [] はディレクトリオブジェクトとファイルオブジェクトが混在していることが分かります。
Get-ChildItem | Select-Object {$_.GetType()}