独自に DLL を作成して、PowerShell で扱う方法について、サンプルコードを用いて説明します。
準備
1. Visual Studio 2008 でクラスライブラリ (DLL) を作成します。言語は Visual Basic .NET を使用して下記のようなコードを作成しました。 a) デフォルトで Class1 が作成されますので、それをそのまま使用します。
b) Class1 の中で Property と入力し、Tab を 2 回押すと下記のほとんどのコードが生成されます。
c) 最後に PropertyClear メソッドを自分で追加します。
d) コンパイルします。
e) プロジェクトの bin\Debug フォルダにある ClassLibrary2.dll を D:\ にコピーします。
Public Class Class1 Private newPropertyValue As String Public Property NewProperty() As String Get Return newPropertyValue End Get Set(ByVal value As String) newPropertyValue = value End Set End Property Public Sub PropertyClear() newPropertyValue = "(None)" End Sub End Class
この DLL を PowerShell からコール
します。NewProperty プロパティに対して値の設定と取得ができます。そして、PropertyClear メソッドもコールできます。
[System.Reflection.Assembly]::LoadFile("D:\ClassLibrary2.dll") $c = New-Object ClassLibrary2.Class1 $c.NewProperty = "ABC" $c.NewProperty $c.PropertyClear() $c.NewProperty