Windows PowerShellで使用されるリダイレクト (> と >> と 2>&1) について説明します。
コマンドの実行結果の標準出力をファイルに出力
このサンプルでは、Get-ChildItem の実行結果である標準出力をファイル (D:\Dummy.log) に書き出しています。出力先にファイルが存在しない時は新規作成、存在する時は上書きされます。
Get-ChildItem C:\Windows\DirectX.log > D:\Dummy.log
コマンドの実行結果の標準出力をファイルに出力
このサンプルでは、Get-ChildItem の実行結果である標準出力をファイル (D:\Dummy.log) に書き出します。出力先にファイルが存在しない時は新規作成、存在する時は追加されます。
Get-ChildItem C:\Windows\DirectX.log >> D:\Dummy.log
コマンドの実行結果の標準エラー出力をファイルに出力
このサンプルでは、Get-ChildItem を実行し、ファイルが存在しないなどのエラーが発生した場合には、エラーだけをファイル (D:\Dummy.log) に書き出します。エラーが発生した場合でも発生しない場合でも実行結果は書き出しません。出力先にファイルが存在しない時は新規作成、存在する時は上書きされます。
Get-ChildItem C:\Windows\ABC.log 2> D:\Dummy.log
コマンドの実行結果の標準エラー出力をファイルに出力
このサンプルでは、Get-ChildItem を実行し、ファイルが存在しないなどのエラーが発生した場合には、エラーだけをファイル (D:\Dummy.log) に書き出します。エラーが発生した場合でも発生しない場合でも実行結果は書き出しません。出力先にファイルが存在しない時は新規作成、存在する時は追加されます。
Get-ChildItem C:\Windows\ABC.log 2>> D:\Dummy.log
コマンドの実行結果の標準エラー出力を標準出力に出力
このサンプルでは、Get-ChildItem を実行し、ファイルが存在しないなどのエラーが発生した場合には、エラーを標準出力に追加します。その後、標準出力と標準エラー出力をファイル (D:\Dummy.log) に書き出します。標準出力には標準出力と標準エラー出力の内容の両方が含まれます。
Get-ChildItem C:\Windows\DirectX.log 2>&1 > D:\Dummy.log Get-ChildItem C:\Windows\ABC.log 2>&1 >> D:\Dummy.log Get-ChildItem C:\Windows\PFRO.log 2>&1 >> D:\Dummy.log