準備
1. プロジェクトのプロパティを開き、設定タブを開きます。
2. 名前に FileName と入力し、型は string を使用します。値は空欄とします。
3. プロパティを閉じます。
デザイン
1. フォーム (Form1) にボタン (button1) を配置します。
2. フォーム (Form1) にボタン (button2) を配置します。
3. フォーム (Form1) にリストボックス (listBox1) を配置します。
サンプルコード (C#)
// 名前空間の追加 // (なし) // コード private void button1_Click(object sender, EventArgs e) { Properties.Settings.Default.FileName = "Test.xlsx"; Properties.Settings.Default.Save(); } private void button2_Click(object sender, EventArgs e) { listBox1.Items.Add(Properties.Settings.Default.FileName); }
解説
button1 をクリックすると、アプリケーション設定ファイルの FileName キーに値を設定します。button2 をクリックすると、その値を取得して出力します。
アプリケーション設定ファイルは app.config としてプロジェクト内に保存されています。実際には、アプリケーション名.exe.config というファイルが作成されます。コンパイルすると、exe と同じディレクトリに作成されます。
実行環境では、%userprofile%\AppData\Local\ アプリケーション名のディレクトリの配下に作成されます。上記の保存した値はこのディレクトリに存在するアプリケーション設定ファイルに保存されています。
結果
動作確認環境
Visual Studio 2015 Professional (C# 6.0)