準備
(なし)
デザイン
1. フォーム (Form1) にボタン (button1) を配置します。
2. フォーム (Form1) にリストボックス (listBox1) を配置します。
サンプルコード (C#)
// 名前空間の追加 // (なし) // デリゲートの宣言 delegate int TestDelegate(int v1, int v2); // コード private void button1_Click(object sender, EventArgs e) { TestDelegate td = new TestDelegate(CalcAdd); listBox1.Items.Add(td(2, 3)); } private int CalcAdd(int v1, int v2) { return v1 + v2; }
解説
まずは delegate int TestDelegate(int v1, int v2); で、デリゲート型を定義しています。この型は int 型の引数を 2 つとり、int 型の値を返すことを定義しています。この条件にあてはまるメソッドが CalcAdd です。
実際にデリゲートを使うときには、TestDelegate td = new TestDelegate(CalcAdd); で、デリゲート型の変数を作成しています。これで変数 td がメソッド CalcAdd と結びつきます。
使用するには、デリゲート型変数に値を渡すだけです。これでメソッドを実行した結果が返されます。
通常は引数を渡したり、戻り値を受け取るにはメソッドを使いますが、表面上はデリゲート型変数に対して引数を渡して、戻り値を受け取っています。しかし、デリゲート型変数にはメソッドが代入されていますので、実際にはメソッドが呼び出されています。
このように直接メソッドを呼び出さずに、代理の変数を仲介して処理することをデリゲートと呼ぶようです。
結果
動作確認環境
Visual Studio 2015 Professional (C# 6.0)