Google Apps をメールサービス (Gmail) のみ使用し、ホームページは、さくらインターネットのレンタルサーバーを使用する方法をまとめています。
ドメイン、レンタルサーバー、ホームページの契約と設定
まずは、次のいずれかの方法を参考にして、ドメインを用意しておきます。余計なトラブルを防止するため、独自ドメインからホームページが表示できるところまで確認しておきます。これで、基本的なゾーン設定ができていることになります。
さくらインターネット – ドメインを契約する さくらインターネット – ドメインを割り当てる さくらインターネット – お名前.com からドメインを移管する
筆者の環境では、お名前.com からドメインをさくらインターネットに移管し、既存のレンタルサーバーのホームページにマルチドメインとして割り当てました。そして、メールサービスのみ Google Apps を使用するように設定します。
Google Apps はメール、カレンダー、連絡先、ウェブサイトなど豊富なサービスが用意されていますが、今回必要なのはメールサービスのみです。メールサービスである Gmail のみですと 10 アカウントまで無料で利用することができます。
Google Apps の契約
1. 次のサイトにアクセスして、Googel Apps 無料版の契約を行います。
http://www.google.com/apps/intl/ja/business/index.html#utm_campaign=ja&utm_source=ja-ha-bk&utm_medium=ha&utm_term=google%20apps
2. メールで送られてきたアドレスにアクセスします。(ユーザー名とパスワードは、契約時に作成したアカウントです。)
google.com/a/<ドメイン名>
3. 上部の[Google Apps を有効にする] をクリックします。
4. 指示に従って、html ファイルをホームページを管理しているサイトにアップロードして、ドメインの所有者を確認します。
メールの設定 (さくらインターネット - レンタルサーバー)
1. さくらインターネットのサーバーコントロールパネルを開きます。
2. レンタルサーバーの [ドメイン設定] をクリックします。
3. 設定対象のドメインの [設定] をクリックします。
4. [このドメイン宛のメールは別のサーバで受信する (上級者向け)] にチェックを入れます。
5. [送信] をクリックします。
メールの設定 (さくらインターネット - MX レコード)
1. さくらインターネットの会員メニューを開きます。
2. 設定対象のドメインのゾーン設定を開きます。
3. 次のサイトを参考に MX レコードを追加します。
http://support.google.com/a/bin/answer.py?hl=ja&answer=174125
4. 規定の MX レコードを削除します。
5. [送信] をクリックします。
※最終的なゾーン設定は次の通りです。
エントリ名 | タイプ | データ |
@ | NS | ns1.dns.ne.jp. |
NS | ns2.dns.ne.jp. | |
A | xxx.xxx.xxx.xxx | |
MX | 1 ASPMX.L.GOOGLE.COM. | |
MX | 5 ALT1.ASPMX.L.GOOGLE.COM. | |
MX | 5 ALT2.ASPMX.L.GOOGLE.COM. | |
MX | 10 ASPMX2.GOOGLEMAIL.COM. | |
MX | 10 ASPMX3.GOOGLEMAIL.COM. | |
www | CNAME | @ |
CNAME | @ | |
ftp | CNAME | @ |
※ MX レコードに設定する「~.GOOGLE.COM」ですが、最後に「.」を付けなければならないようです。
まとめ
ドメイン、レンタルサーバー、ホームページは、さくらインターネットで管理し、メールサービスのみ Google Apps に変更できました。