プライバシーを守る方法をまとめています。
Google 検索
Google の検索サイトはデフォルトで https 接続になっています。しかし、http://www.google.co.jp のようにアドレスを入力すると、通常の http 接続となる場合があります。https 接続で検索すると、検索内容は暗号化されて、第三者に見られなくなります。Google 検索の際は、接続方式が https になっているかを確認しましょう。なっていない場合には、https://www.google.co.jp/ と正確にアドレスバーに入力しましょう。
Google Picasa
Picasa は写真を管理するソフトウェアです。また、Picasa Web というクラウドサービスとも連携しています。そして、最近では Google+ とも連携をしています。
Picasa (クライアント版)
http://picasa.google.co.jp/
Picasa Web
http://picasaweb.google.com/
Google+
https://plus.google.com/
Picasa (クライアント版) をインストールし、Google アカウントでログインし、さらに写真を共有すると、パソコンに保存された写真が Picasa Web と Google+ の写真 (アルバム) に自動的にアップロードされます。デフォルトの共有設定は、「自分だけ」となっていますので、他人に写真を見られることはありませんが、このようにパソコンに保存された写真がクラウドサービスに転送されてしまうことは認識しておく必要があります。そして、操作ミスなどにより、写真を公開設定しないように気を付ける必要があります。
Facebook は実名で行うソーシャルサービスです。実名を公開する上、さらに顔写真も任意で公開します。Facebook に自ら登録して個人情報の設定や写真のアップロードを行うので、どのような情報を公開しているのかは明白です。このように最初から実名制ということであれば、ある意味安心して使うことはできます。但し、必要以上に情報を公開しないように注意しましょう。詳細な住所や電話番号を見ず知らずの人に教える必要はありません。
また、すでにヨーロッパでも問題になっていますが、「いいね」ボタンをクリックすることにより、個人情報が送信、管理されているのではないかと言われています。
http://webronza.asahi.com/global/2011110900004.html
以前から気になっていましたが、Facebook にログインした状態で、インターネット検索を行い、さまざまなサイトに訪問した際、訪問先のサイトに「いいね」ボタンが付いていると、自分の顔写真が表示されることは違和感があります。この時点で情報が残るのでは無いかと危惧していましたが、上記のリンクの記事でもやはり情報が残るらしいです。
LINE
スマートフォンを使うメリットの一つが無料通話のできるアプリですが、多くのアプリが電話帳をサーバーに送信して、ユーザーの電話帳を相互参照して、お互いに連絡を取りやすくしています。LINE も人気のアプリですが、電話帳を使って友達を簡単に登録する機能があります。アドレス帳の内容を不特定多数の人に公開するわけではありませんが、知っておくべきです。もし、気になるようでしたら、[設定] - [プライバシー管理] - [友達自動追加] をタップして設定を変更します。ここには 2 つの設定があり、[友達自動追加] は相手の情報を自動的に自分のスマホに追加する機能です。こちらは相手の情報を取得します。問題なのは、次の [友達への追加を許可] です。ここにチェックが入っていると、相手のスマホに自分の情報が自動追加されます。お互いに知っている人の間だけなので、大きな問題はないのですが、知っておくべきです。
FC2 ブログ
ブログの固有の機能として、訪問したブログに自分の訪問記録を残すものがあります。例えば、FC2 にも訪問履歴を残す機能があります。しかも、デフォルトでは「残す」になっています。残したくない場合には、設定を変更します。変更方法は、ブログの管理サイトにアクセスし、[ブログの設定] - [訪問者履歴] をクリックして、設定を変更します。
Amazon
Amazon での検索結果は次回以降の表示履歴となります。誤ってアダルト系の商品を検索してしまうと、次回以降表示される可能性があります。表示履歴は設定でオフにできます。アカウントサービスにログイン後、パーソナライゼーションの箇所の [表示履歴を管理する] で設定をオフにできます。同様に [広告表示を設定する] で広告の表示をオフにすることもできます。
Microsoft Office や PrimoPDF から作成した PDF ファイルには作成者名が保存される場合があります。削除するには Acrobat の有償ソフトが必要ですが、テキストエディタでも削除できます。PDF をテキストエディタで開き、作成者名を全置換して保存します。保存後、PDF を Adobe Reader で開いて閉じます。この際、保存を聞かれますので保存します。再度 Adobe Reader で PDF を開いて、[ファイル] - [プロパティ] の作成者が変更されていれば完了です。他人にファイルを渡す場合にはぜひとも削除しておきたいものです。
Windows カスタマーエクスペリエンス向上プログラム
Windows カスタマーエクスペリエンス向上プログラムは、Windows の利用状況や問題点を匿名でマイクロソフト社に送信するものです。決して個人を特定するようなものではありませんが、使用中のパソコンから情報が送信されていることは理解しておくべきでしょう。どうしても送信したくない場合は、スタートメニューの検索ボックスから CEIP を検索すると、「Windows カスタマーエクスペリエンス向上プログラム」が表示されますので、クリックして起動します。このダイアログで送信するか、しないかの設定が可能です。
Microsoft Office
Excel, Word にも個人情報が保存されています。[ファイル] をクリックし、[問題の検査] - [ドキュメントチェック] を実行します。検査後に削除することができます。他人にファイルを渡す場合にはぜひとも削除しておきたいものです。
デジカメやスマートフォンで撮影した写真
撮影する機器に GPS 機能が付いている場合、写真に GPS 情報を保存するものがあります。これにより、自宅で撮影した写真から住所が判明することがあります。写真をブログなどにアップロードする前に GPS 情報を削除しましょう。
無線 LAN アクセス
無線 LAN アクセスポイントサービスや、またセキュリティ設定がされていない無線 LAN アクセスポイントサービスなどで、安易にユーザー名やパスワードを入力することは控えた方がよい場合があります。サービス提供元がそれらの情報を収集している可能性があります。
過去に問題が実際にありました。
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20120404_523848.html