準備
(なし)
デザイン
- フォーム (Form1) にボタン (button1) を配置します。
- フォーム (Form1) にリストボックス (listBox1) を配置します。
サンプルコード (C#)
namespace WinFormsApp1 { public partial class Form1 : Form { public Form1() { InitializeComponent(); } private void Form1_Load(object sender, EventArgs e) { } private void button1_Click(object sender, EventArgs e) { int v1 = 0; int v2 = 0; // ステップ-1 v1++; ++v2; listBox1.Items.Add(v1); listBox1.Items.Add(v2); listBox1.Items.Add(""); // ステップ-2 listBox1.Items.Add(v1++); listBox1.Items.Add(++v2); listBox1.Items.Add(""); // ステップ-3 listBox1.Items.Add(v1); listBox1.Items.Add(v2); } } }
解説
基本的な違いは次のようになります。 ○ 変数++ は、その変数が使われた後でインクリメントします。 ○ ++変数は、その変数が使われる前にインクリメントします。そしてインクリメントされた値が使われます。 ステップ-1 では、変数 v1 が使われた後でインクリメントされます。変数 v2 はインクリメントされてから使われます。しかし、両者ともインクリメントされるだけで、変数は使われません。そのため、出力結果はどちらとも 1 になります。 ステップ-2 では、変数 v1 はコンソールに出力された後でインクリメントされます。変数 v2 はインクリメントされてからコンソールに出力されます。そのため、出力結果は 1, 2 となり、結果が違います。どちらもインクリメントされることには変わりませんので、ステップ-2 が終了した時点ではどちらも同じ値です。 ステップ-3 ではどちらも 2 が出力されます。これにより、ステップ-2 での変数 v1 はコンソールに出力された後でインクリメントされていることが分かります。
結果
動作確認環境
Visual Studio 2022 Professional (.NET 7 C#11)
ログ
初版:2016.04.24 Visual Studio 2015 Professional (C# 6.0)