概要
Android SDK を使用して、Android アプリケーションを開発する際には、実機で動作する前に Windows 環境上のエミュレータで確認ができます。
エミュレータの作成
次の手順で、エミュレータの作成を行います。
- ツールバーの中から、[Opens the Android Virtual Device Manager] のアイコンをクリックして、Android Virtual Device Manager を起動します。
- [New] ボタンをクリックします。
- Name のテキストボックスにバーチャルマシンの名前 (例: Galaxy) を入力し、Target のリストから SDK のバージョン (例 Android 2.3.3) を選択します。最後に [Create AVD] ボタンをクリックします。
- Android Virtual Device Manager で、作成したエミュレータを選択して、[Start] ボタンをクリックすると、エミュレータが起動します。
これで、Eclipse で Android アプリを作成する準備ができました。エミュレータは実機の Android 端末と同じように最初は電源オフの状態です。起動していない場合は、プロジェクトを Run すると、自動的に開始されますが、完全に起動するまで時間がかかります。開発を開始した際に、先に起動しておくとよいでしょう。一度起動しておけば、ソースコードを書き換えて、Run するごとに変更後のアプリがすぐにエミュレータに反映されます。
尚、開発マシンに実機をデバッグモードで接続している場合には、プロジェクトを Run すると、実機の方で動作します。
エミュレータ内のアプリの削除
次の手順で、Eclipse IDE と Android SDK の設定を行います。
- コマンドプロンプトを起動します。
- 次のコマンドを実行します。
C:\>cd C:\eclipse\android-sdk-windows\platform-tools
C:\>eclipse\android-sdk-windows\platform-tools>adb shell - 次のコマンドを実行します。
# cd data/app
# ls -l - 次のコマンドを実行して、アプリを削除します。(例: test1)
# rm com.test.test1-1.apk
これでアプリは削除できましたが、エミュレータを再起動する必要があります。
注意点としては、adb shell を実行する際、開発用に設定された実機が接続されていると、エラーとなります。削除の際は実機を切り離しておきます。